正直、スプーラーがどういった仕組みで動くのか変わらなかった。
MXレコードが小さいメールサーバが停止した時に、一時的にメールを保存するサーバだって事はわかるんだが、spoolerに保存されたメールは手動でメインのメールサーバに移動しなければならないんだと思っていた。
ぐぐっていたら、俺の認識が違っていた。
spoolerに保存されたメールは、リレーの設定にもよるが、MXレコードが小さい方。つまりメインのメールサーバに定期的にメールを送るらしい。
Aレコード / IPアドレス / MXレコード / プリファレンス値
Mail / 192.168.1.10 / Mail.domain / 10
Spool / 192.168.1.11 / Mail.domain / 20
の場合、”Mail”が障害等で停止している時間帯に送信されたメールは、MXレコードを参照し、プリファレンス値20の”Spool”へメールを配送する。
しかし、”Spool”は自身宛のメール(xxx@Spool.domain)ではないので、自身に設定されたリレー情報を参照し、それに従いMailへ転送する。転送時に、Mailが停止していた場合、自身のspool領域に一時保存し、一定時間後、再度Mailに対して転送する。
会社のSpoolerを構築後に上記の情報を知ったので、メインのメールサーバと同じ情報を設定していた下記の項目を削除。
・ローカルユーザの削除
・メーリングリストの削除
・/var/qmail/control/rcphosts から、localhostを削除。