タイトルの通りの退職エントリーになります。
2018年3月1日から株式会社ZUUでお世話になっていましたが、2018年8月末をもって退職する事になり、29日が最終出社でした。
21歳の時からIT業界に身を置いてきましたが、たった5ヶ月という最短記録を更新する状況になり、決断が早すぎたかもしれないと少し感じます。
辞めた経緯を以下に記載しますが、会社が悪いと批判するつもりは無く、事業自体はとても面白い事をやろうとしている会社だと思います。
ただ、私がベンチャー企業に求めていた事と、会社の考えの違いがあまりにも大きく、それについて幾度となく改善の指摘をしても変わる気配が無かった。
それだけの事です。
ベンチャー企業に求めていた事
”一緒に”作り上げていく面白さ
前職は韓国の大手ゲーム会社の子会社で働いており、何故か日本法人の仕事も見るポジションでした。
そこで感じたのは、セクショナリズムがゴリゴリに強く、検討についての議論が一切出来ない。というものでした。
(申請ベースで作業依頼が届き、必要性や用途のヒアリングして構築する。作業レイヤーもOSのチューニングまでとシンプルかつ面白味も無い)
ベンチャーと言う言葉に夢を見ていたと言われればそうかも知れませんが、ZUUの開発部門は正社員、契約社員、業務委託の合計で8名程度の小規模のチームにも拘らず適切な情報共有もない状態で、来週・来月に何をやらなければならないのか?がチーム内で共有されず、不明瞭なまま動いている状態でした。
企画者や中間層の会議で「○○やりたい!」「いいねぇ!」などが話され、そのまま開発に降ってくる。という状況でしょうか。
私がやりたかったのは、その会議の中で一緒に決めていく事でしたが、在籍していた5ヶ月間の間で他部門と会議を行った事は1度もありません。
bigquery事件
一番ビックリしたのは、DMPツールとしては他の製品を使っているにも拘らず、「ドヤりたいからbigquery使いたい!」でした。
bigqueryを使って何を分析するのか?が目的になっていないので、要件なんてありません。
とりあえず、既に一部をDMPツールに送信しているアプリケーションのログをbigqueryにも送り始め、re:dashで可視化させたり集計してスプレットシートに吐いたりとやりましたが、意味があるのか無いのか未だに分かりません。
cockroachDB事件
仕様決め、共有が無いのが1番辛かったです。
百歩譲って、構成や使い方に変動がないケースで共有が無かったり遅れる場合は、まだ理解出来ます。
開発環境が各個人のDockerの為、インフラに頼らなくても開発には支障がないでしょうが、
開発のプルリクエストでチラ見して気づいたcockroachDBの導入についても「インフラとして調査すらしてないよ?」とかもありました。
その時は、さすがに頭に来てしまい、
と、口汚くslackで上司に話を投げましたが、この回答があり非常にガッカリした記憶があります。
他部門との会議は基本的に室長が行なっており、そこで決まる仕様や要件などフィードバックが無い。
なぜ数名しかいない開発チームなのにコミュニケーションロスが生じるのか?
とても理解に苦しみます。
これらのやり方が変わらない限り、ZUUにエンジニアが定着する事は無いと思います。
リファラル採用も募集していましたが、こんな劣悪な体制に知り合いエンジニアを売るような事は出来ません。
開発を外注するにしても、社内で仕様や要件を決められない為、それも難しいでしょう。
(高額なSIerにお願いすれば別ですが)
次は何するの?
またベンチャー企業と呼ばれる環境に身を置きたいと思っているので、次の転職先もZUUと同じ規模の会社になります。
次こそ”一緒に作り上げて行ける”ように、頑張りたいと思います。